こんにちは、院長の宮城です。

先日、小倉歯科医師会館で行われた学術講演会に参加してきました。

テーマは「歯内療法における診査診断と意志決定」、小倉北区開業の牛島先生のご講演でした。

歯内療法とは歯の神経の治療のことです。皆さんが「歯がしみる、痛い」等言われた時に、どういう診断を行い、治療法を決定するかということですが、これが簡単そうに思えて難しいのです。すべての診断には偽陽性・偽陰性があり、神経の診断も100%正確な検査は存在しません。神経が生きていると確証できるのは血流が存在することですが、歯を削って確かめることは、当たり前ですができません。皆さんもアイス食べて歯がしみる経験がおありだと思いますが、しみないと神経は死んでるの?と言われればそういう訳でもないのです。ですので診断にはとても気を使いますし、日常臨床で悩まされる分野のひとつです。

改めて講演を聞くと、忘れていることもあり、大変勉強になりました。すぐに臨床に活かせるので非常に良かったです。

みやぎ歯科医院